コラム

脂肪吸引をスムーズにするカニューレ(吸引機)とは?

歴代の脂肪吸引法をご紹介するこちらのシリーズ。脂肪吸引法の違いは、機器だけではありません。今回は、より効果をあげるために開発されたカニューレを使用する「パワーアシスト脂肪吸引」について解説します。

カニューレで脂肪を壊す発想の脂肪吸引

カニューレで脂肪を壊す発想の脂肪吸引

陰圧式脂肪吸引と基本的な工程は同じですが、前後に細かく振動するカニューレ(吸引管)を用いて脂肪を破砕し、吸引しやすくする方法。これがパワーアシスト脂肪吸引(PAL)です。第一世代、第二世代の超音波による合併症(特に熱傷)が問題になる中、熱エネルギーに頼らず物理的に脂肪細胞を破壊しようという発想で開発されました。
日本全体を見ると2000年代前半に少しだけ流行。私(山川)自身も、日本に導入された初期段階にかなり多用した種類の脂肪吸引法です。特に硬い場所の脂肪吸引(例えば上腹部など)でも、さほど力を必要としないというメリットがあります。ただし、持ち手となるハンドピースが従来のものより大きく重いため細かい作業がしにくいなどの難点も多く、今では他院でもほとんど使われていません。

改良が加えられた現代のパワーカニューレ脂肪吸引

改良が加えられた現代のパワーカニューレ脂肪吸引

時代は移り変わって現在。ベイザー(ベイザー脂肪吸引)のアタッチメントに、パワーアシストから進化したPOWER X(パワーエックス)という電動のハンドピースがあります。
違いの一つとして、パワーアシストはカニューレの動きが前後だったのに対し、このPOWER Xは回転するという点が言えます。この違いによって、より繊細な吸引や均等な厚さにすることが可能になり、ボディデザインの最高峰技術であるVASER 4D Sculpt(ベイザー4D彫刻)手術の男性の筋肉の表現などに使用しています。

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