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糸フェイスリフトのよくある失敗-回避の秘策は脂肪にあり?!

手軽さと種類の豊富さが人気の「糸を使ったフェイスリフト」。しかし、限界もあります。効果が長続きしなかったり、時にはひどい失敗を招くことも少なくありません。 実は、解決の鍵は、あなた自身の脂肪細胞にあるのです。
「?」と思ったそこのあなた! 是非,本文をお読みください。

糸を使ったフェイスリフトの失敗は、後を絶たない

糸を使ったフェイスリフト(スレッドリフト)は、メスを使わず気軽に受けられる美容施術として、大変な人気を博しています。しかし、時にひどい失敗ケースがあるのも事実。つい数年前には、フェイスリフトを受けた女性40人が、施術を行った某大手美容外科クリニックを相手取って集団訴訟を起こしたことがニュースにもなりました。
ここでは、糸を使った従来のフェイスリフトをおさらいするとともに、その限界を克服した次世代のフェイスリフトをご紹介したいと思います。

糸のフェイスリフトでは、どんな糸が使われる?

糸を使ったフェイスリフトでは、頬や首のたるみ、目尻の下がりなどを、顔に埋め込んだ糸で物理的に引き上げます。多くの場合、体内に吸収される医療用の糸が用いられますが、その数はおよそ20種類。まずはどのような糸があるのか、代表的なものをご紹介しましょう。

フェイスリフト 糸の種類①「ミントリフト」

フェイスリフトで用いられる糸、ミントリフト

一般的な糸は、糸に切れ目を入れてトゲがつくられますが、ミントリフトは、糸にトゲが取り付けられている構造です。このため糸の強度・リフト力はともに高くなっています。また、糸が太いため、体内に吸収される速度も遅く、持続性に優れる点が特長です。

フェイスリフト 糸の種類②「アプトス」

フェイスリフトで用いられる糸、アプトス

両端から中央に向かって毛羽立ちがあるため、フェザーリフトとも呼ばれる糸です。糸の両端から中央に向けて組織が引っ張られる形になるので、立体感のあるフェイスラインを作るのに適しています。スレッドリフトの先駆け的な存在であり、安全性が高く評価されています。

フェイスリフト 糸の種類③「金の糸」

フェイスリフトで用いられる糸、金の糸

純度の高い純金の糸です。体内に埋め込むと、周辺組織は純金を異物として認識し、血行やコラーゲンの生成が促進されます。この肌の活性作用を利用して、たるみ改善を狙う施術です。ただし、体質によってはアレルギー反応(拒否反応)を起こすことがあります。なお、MRI検査に影響があるため、現在は使われていません。

フェイスリフト 糸の種類④「スプリングスレッド」

フェイスリフトで用いられる糸、スプリングスレッド

伸縮性・柔軟性が高く、皮下組織の動きに合わせて伸び縮みします。このため、自然な仕上がりが期待できます。また、糸に付いているトゲの先端が丸いので、組織に与えるダメージを最小限に抑えながら、たるみを引き上げられます。周辺組織への負担を大幅に軽減した糸ですが、現状は溶けないタイプのものしかないため、引きつった場合などの修正が困難です(よってトラブルが増えています)。

フェイスリフト 糸の種類⑤「シルエットリフト」

フェイスリフトで用いられる糸、シルエットリフト

円錐形のコーンが付いた糸です。このコーン(3D構造)ですくうように皮下組織を引き上げるため、非常に高いリフトアップ効果が期待できます。糸が吸収された後も、糸の結び目周辺にコラーゲン線維が形成されて、肌のハリの改善効果が持続します。全ての素材が吸収されるタイプの糸(安全性が高い)の中では、最も効果的です。

糸を使ったフェイスリフトで実際に起こっている失敗

では次に、糸を使ったフェイスリフトにはどのような失敗があるのか、よくある例とその原因について解説します。

フェイスリフトの失敗①:引きつった顔になる

ミントリフトと他の糸の違い

この失敗は糸の特性に見合った施術が行われなかったことが原因で起こります。たとえば、ミントリフトやスプリングリフトのようにリフト効果の高い糸を使ったがために、強く引っ張られ過ぎてしまった場合です。そうなると表情が作れなくなり、結果、引きつった顔になってしまうというわけです。

フェイスリフトの失敗②:凸凹になる

フェイスリフトの失敗原因

原因としては、挿入した糸がバランスを崩した結果だと考えられます。表皮と平行に入っていたはずの糸の位置がずれ、一部だけが深い真皮に刺さってしまうと、歪みが生じて肌の表面がポコッとふくらんでしまったり、逆にくぼむことがあります(ただし経験が多く、高度の技術を持った医師は、立体を作るために、わざと皮下組織内の深さを変える場合があります)。特にシルエットリフトなどの突起が大きい糸だと目立つでしょう。
また金属アレルギーの人に「金の糸」を使うと、拒否反応で肌が凸凹になってしまうこともあります(なお、金の糸は、現在医療検査MRIができないという理由から使われません)。

フェイスリフトの失敗③:効果がない

フェイスリフトで仕上がりが凸凹になる理由

これは経験の浅いドクターがゲストの意図をきちんとくみ取れなかったか、商売気を出してあえて意図とは異なる施術を行ったことが失敗に繋がったのでしょう。いずれにせよ、医療機関とのコミュニケーション不全が原因かと思われます。回避するには、複数のクリニックでカウンセリングを受け、じっくり比較検討されることです。



フェイスリフトの失敗④:ハゲる

フェイスリフトによって頭がハゲる原因

施術直後に一気にハゲてしまう場合と、術後しばらくして髪が抜け始めるケースがあります。前者の原因は、糸を固定する際、毛根の一部を切ってしまったことです。後者は、糸を固定した箇所の周辺に血行障害が生じたことや、皮膚の引っ張り過ぎが原因です。

フェイスリフトの失敗⑤:糸が透けて見える

フェイスリフトで浅い皮膚に太い糸を入れた場合

ミントリフト、アプトスといった太い糸だと、肌の上から透けて見えてしまったり、トゲのギザギザ感が触るだけで分かってしまうことがあります。原因は、ドクターの技術不足です。個人差のある皮膚の厚みを考慮して、皮膚の薄い患者さんには、糸を肌の深い層に入れたり、より細い糸を用いたりするべきでしょう。

糸のフェイスリフト。失敗が絶えないのはなぜ?

糸を使ったフェイスリフトは手軽さが一番のウリですが、その反面、失敗が絶えないというリスクの他に、効果が実感できない、長続きしないといった限界があります。糸の力だけで組織を持ち上げているという構造的な問題と、使用される糸の多くが数年で体内に吸収されるという、糸自体の材質的な問題が主な要因です。しかしそれ以上に、老化の根本原因が考慮されていない点が一番のネックだということが分かってきました。
では、老化の根本原因とは一体何でしょう? それは脂肪量の減少です。

糸を使ったフェイスリフトの限界

老化の根本原因は、糸のフェイスリフトだけでは解決できない

“顔の老化の根本原因は、脂肪量の減少にある”。
この考え方は、美容先進国のアメリカでは今や常識です。下の図をご覧ください。こちらは、加齢に伴う顔の脂肪量の変化を解剖学的に示したものです。年齢とともに、脂肪のボリュームがいかに少なくなるかがお分かりいただけると思います。注目すべきは脂肪がなくなった位置です。3大老けラインと言われる「ほうれい線」、「ゴルゴライン」、「マリオネットライン」、さらに上まぶたやこめかみなど、加齢とともに窪みが目立つ部分とも見事に一致します。
この図を見ると、糸によるフェイスリフトがいかに無力かが、お分かりいただけるのではないでしょうか。老化によって脂肪などの組織が少なくなった場所に糸を入れても、持ち上げるべき組織(脂肪)そのものが存在しないため、効果が得にくくなっているというわけです。

加齢と脂肪量の関係

糸を使わず失敗回避。次世代のフェイスリフトとは?

こうした中、近年、老化の根本原因(脂肪の減少)にダイレクトにリーチできる新しいフェイスリフト法が登場しました。その名はSRF(ステムセルリッチファット)注入
SRFとは、言わば脂肪細胞の精鋭部隊。最大のメリットは、脂肪のボリュームアップに加えて、肌質そのものの若返りも期待できる点です。その秘密は、SRFに大量に含まれる若返り成分(脂肪幹細胞)の働きにあります。脂肪幹細胞はコラーゲンを産生することで肌のたるみを改善し、ハリを復活させます。また、幹細胞の分泌物に含まれるグロスファクターという成分は、皮膚のターンオーバーを司る表皮細胞を活性化し、表皮の再生とシミの改善を促します。
少なくなったに脂肪組織をかき集めて、それを糸の力で強引に引き上げるのが従来のフェイスリフト。一方SRF注入は、まず不純物を極限まで取り除いた上質な脂肪細胞で組織のボリュームを増やし、その上で、脂肪幹細胞の力でハリのある若かりし頃の肌を蘇らせていくといったイメージです。人工物に頼らないので、自然な若返りが期待できます。

次世代のフェイスリフト、SRF(ステムセルリッチファット)注入

糸を使わないフェイスリフトで失敗を回避! SRF注入の効果

SRF注入によってどのような効果が得られるのか、実際の症例をご紹介しましょう。あたかも時計の針を巻き戻したかのように、自然に若返ったという印象をお持ちいただけるのではないでしょうか。
当院は、日本でSRF注入が受けられる、数少ないクリニックの一つです。糸を使ったフェイスリフトでよくあった失敗は回避したい、より自然に若返りたいとお考えでしたら、是非ご相談にお越しください。

SRF(ステムセルリッチファット)注入の症例

コラムのポイント

  • 糸を使ったフェイスリフトは、気軽に受けられる一方で、失敗も絶えない施術
  • そんな中、近年、失敗のリスクが少ない新しいフェイスリフト(SRF注入)が登場
  • THE CLINICは他院に先駆けてSRF注入を導入している